パチンコ業界について思うことA


@の続き

そんな状況の中、大きな転換点となったのが2011年の東日本大震災でした。

この時は日本中が自粛ムードとなり、この非常事態にパチンコをやるなんて何事だ!不必要な娯楽だ!などのバッシングを受けて、大きく客数を減らしました。 パチンコ関係のテレビCMも自粛され、ホール様は店舗にお客様を呼び込むことも出来ず、経営はかなり厳しくなってしまいました。

ホール様の経営が厳しい→お金がない→新台が出ても買えない→メーカーが売れなくなる→我々の仕事が減る→残業がなくなる→給料が減る→ボーナスも減る…

こんな暗黒の時代の始まりがこの頃だったように思います。

その後も内規変更や旧規則機の入れ替えなどが毎年のように行われ、この業界は徐々に力を削がれていきました。

そこにきて2020年から始まったコロナ禍により、パチンコ店は休業や時短営業を余儀なくされました。 これにより、パチンコ店を利用する客足が大きく減少し、業界全体の売上はさらに落ち込むことになるのです。

それ以外にも、近年はスマートフォンやインターネットの普及により、パチンコ以外の娯楽の選択肢が増えました。 ゲームや動画配信、SNSなど、家にいながら気軽に楽しめる娯楽が増えたことで、パチンコ店を訪れる人がどんどん減少していきます。

これらの原因が複合的に作用し、パチンコ業界の衰退は進んでおり、2010年は12,000件ほどあったパチンコホールは、 2022年には8,000件を割り込むまでに落ち込んでしまっているのが現状です。

Bに続く




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